柴犬の噛み癖や甘噛みのしつけ方

柴犬の写真

柴犬の噛み癖や甘噛みのしつけ方について

柴犬が甘噛みする理由は子犬の歯の生え変わりでかゆいから・・という説明を見ることがありますが、それは間違いです。

人間の手足以外にも、色んな物を噛む場合はそれも一理あるのですが、それなら執拗に人間の手足だけを狙う必要はないはずですよね。

柴犬の甘噛みは、兄弟ゲンカのようにただ単にジャレて噛む場合もありますが、相手の反応を見るための行動でもあります。柴犬の親犬は、子犬の甘噛みへのしつけとして、毅然とした対応で叱ります。また柴犬の子犬は、兄弟ゲンカの中でも相手に噛まれ痛い思いをしながら、やって良いこと悪いことを学んでいくのです。

柴犬のしつけを解説している写真

本当はそれが必要なのに、近年のペットブーム・・しかも柴犬は人気のある犬種ですから、柴犬のブリーダーやペットショップは、子犬販売の回転効率を優先するのです。本来は親兄弟としばらく過ごして、最低限の社会化を学ぶべき時期に引き離され、柴犬の子犬はショーウィンドウに閉じ込められるわけです。

これでは柴犬の情緒も不安定になりますし、群れのメンバーとの最低限の接し方すら知らないで、皆さんと一緒に暮らし始めるわけです。

ですから、皆さんが柴犬の親犬代わりになり、最低限の更に初歩的なことから柴犬の子犬に教え込まないといけないのです。しかも柴犬の親犬と同様に根気良く、毅然と淡々としたしつけ方で、やり続けなければいけないのです。

柴犬の飼い方を解説している写真

柴犬が「可愛いから」、「そんなに痛くないから」と、しつけをせず甘噛みを許していると、柴犬は自分の優位性を強く感じはじめ、やがて主従関係が逆転し、本気で噛み付くようになり手におえなくなる・・それが柴犬のしつけの現実なのです。

柴犬の噛み癖は許さず、しつけしてあげなければいけません。毅然とあお向けにしたり、「ダメ」としっかり視線を送り伝え、手で軽く口を閉じます。すると必然的に噛めませんので、そこで褒めます。また開放すると噛み付いてきますので再度「ダメ」と同時にあお向け・・もしくは口を手で閉じ・・・これを何度も何度も繰り返します。手を見せても噛まなくなったら柴犬をシッカリ褒めて何度も反復します。

柴犬のしつけでは、噛み癖のしつけ方に限りませんが、そうやって何度も何度もしつこく柴犬に体現させ、主従関係を態度でしっかり示す必要があるのです。

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柴犬のしつけをした後の写真
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