柴犬を飼うための環境の準備についてですが、もともとは日本で一般的だった「外飼いで鎖でつなぐ」というものが多かったですが、最近では柴犬と言えど「大事な家族・・だから家の中で飼う・・」というケースも多いですね。
しかし、部屋の片隅にトイレやベッドだけ置いて、柴犬を常に放し飼いにしている飼い主さんがいますが、これは良くありません。柴犬のしつけ方の問題、安全、ストレス・・色んな面で柴犬を放し飼いにするのは、実はマイナス面が多いのです。
柴犬の飼い方として、理想的な準備は基本4点セットです。
家の中で飼う場合でも外で飼う場合でも、ケージ内にトイレ・ハウス・給水器の4点セットが理想的です。
【1】まずケージですが、柴犬からしてみたら他者が侵入しない安心感が得られ、トイレのしつけもやりやすく、柴犬のいたずらを防止したり、危険なものを噛んだり飲み込んだりさせないようにするなど、いろんな役割があります。室内で飼われた柴犬の中には、電気配線をかじってしまい感電死してしまったケースまであるのです。
【2】たまに見かけますが、ケージの外にトイレを置く飼い主さんもいるのですが、人間ですらオシッコやウンチを完璧にコントロールでき無いのです。柴犬はさらにコントロールできない動物です。ストレスや膀胱炎にならないように、いつでもオシッコやウンチができるケージ内にトイレを置きましょう。
オスの場合は特にそうですが、オシッコが周りに飛び散らないように端が壁状になったトイレもあります。また、真ん中にポールが立っているトイレなどもあります。もちろん座ってオシッコさせる教えも必要ですが、どうしても足を上げてオシッコする癖が抜けない柴犬には、そんなトイレも準備すると良いです。
【3】「柴犬にはケージがあればハウスは要らないのでは?」と思う飼い主さんもいるかもしれませんが、柴犬の本能としては、ちょうど体が納まるような狭いスペースで休んだり寝るのが安心できるのです。ですので、寝床の四方と天井が壁状になっていれば犬はより安心できるのです。いわゆる穴倉のような場所です。
【4】柴犬に与える水を、お皿であげる飼い主さんがいますが、お皿だと必ず被毛やゴミなどが入ってしまいます。それから暑い夏場には、柴犬が水をガブ飲みしてしまって重い夏バテや水あたり状態になることがあります。ですので、清潔で少しずつ飲めて、補充もしやすい壁掛けボトルタイプの給水器が、柴犬を飼う準備ではおすすめです。