柴犬のグルーミングと毛繕いの仕方

柴犬の写真

柴犬のグルーミングと毛繕いの仕方について

柴犬は短毛で強い巻き毛もなく、比較的毛繕いは容易な犬種です。ただし、春から夏にかけ冬毛が大量に抜け、放置するとからまり体温調節に影響が出たり皮膚炎になる場合もありますので、柴犬の抜け毛はマメにブラッシングで取ってあげましょう。

柴犬を含めた犬という動物は、基本的に体表から汗はほとんどかきません。むしろ毎日ですとか毎週シャンプーするようなペースでは、柴犬に必要な皮脂が保てず皮膚疾患や病原菌の侵入を許すデメリットの方が多くなってしまいます。普段はお湯で絞った蒸しタオルで柴犬を丁寧に拭いてあげ、ブラッシングすれば良いです。あまりにも柴犬の被毛が、脂でベトベト感が出てきたり、臭いが強くなったらシャンプーしてあげましょう。

柴犬の耳の中や耳周りの毛は、耳垢(バクテリアの繁殖)で汚れやすいので、綿棒などで優しくとってあげたり、耳の中や飾り毛の余分な部分をカットしてあげると良いです。ただ、柴犬は立ち耳で湿気はわりとこもらない犬種なので、あまり神経質に耳掃除しないことです。やりすぎると、かえって炎症などが起こりやすくなります。

柴犬のしつけを解説している写真

柴犬の爪切りは慎重にないましょう・・と言うよりも、本来は必要ないのです。基本的には、毎日30分から1時間程度散歩していれば、柴犬の爪は自然摩耗して良い状態に調節されるのです。柴犬の爪はかなり先端近くまで血管が走っていますので、相当慎重に切らなければいけません。反対の言い方をすれば、切る必要を強く感じないでください。

柴犬の爪切りは、誤って血管に到達してしまうと相当な勢いで出血します。その時に、動物病院が開いている時間帯でないと大変なことになってしまいます。柴犬の爪の減り方は、その柴犬の個体や散歩や運動の状況によって様々ですので、ある程度柴犬の生活習慣(成長期が終わり散歩の時間など)が決まってきたら、獣医さんに見てもらうと良いです。「この感じなら切らなくて良いですよ」などとアドバイスしてくれます。

柴犬は1000年以上も前から日本に存在している犬です。昔は爪切りなんてなかったわけですから、あまりにも頻繁に爪を切らなければいけないような場合は、運動量が少ないのでは? と考えることもできます。

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散歩から帰ったら、柴犬の目やお腹を良くチェックしてあげてください。特に豆柴など小型の柴犬は地面に近いですので、ゴミや異物の影響を受けやすいです。草などに接触したらダニの付着なども良くチェックしてください。耳の中、付け根、わきの下、シッポや足先などです。それから蚊などもそうですが、毛が薄くて血管が多いマズル(鼻と眉間の間)の上などを吸血昆虫は狙う場合が多いです。

その他、柴犬の食事や健康上のケアもそうですが、分からないことは自己判断せずに素直に獣医さんに相談してください。普通の獣医さんであれば快く無料で教えてくれるものです。

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柴犬のしつけをした後の写真
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